ちっぽけな自分も尊い
こんにちは。静流です。
ふと、「忍辱(にんにく)」という言葉を思い出しました。
大乗仏教で菩薩に課せられた六つの実践徳目、六波羅蜜(ろくはらみつ)の一つなんですが、
『岩波仏教辞典』には苦難に耐え忍ぶこと、とあります。
ただ、この言葉は我慢とはちょっと違って、寛容な心で、心を動かされないこと、という意味合いがあると教わった記憶があります。
寛容であること、結構難しいですよね。
人間ですから。
しょっちゅう、怒ったり、悲しんだり、傷が恨みに変わったり・・すると思います。
ただ、ちょっと視点を変えると、寛容になれたりするものです。
人の目で捉えると、海も広い、空も広い、でも、やっぱり宇宙はもっともっと、おそらく思い描けないほど広い。
私は、思い描けないけど、思い描いて見ます。
きっと私が思い描く宇宙は、宇宙のほんのかけらにすぎないのではないかと思いますが、それでも思い描いてみます。
そして、煩悩だらけのこの身も宇宙大である、になれると観念(イメージ)します。
すると、迷いだらけ、行ったり来たりしてばっかりで成長していないように感じる自分にも、自分を悲しませる誰かも、
人間だからそんなものよね~と、
大きな心で見ることができます。
だから私は夜空を見るのが大好きです。
もっともっと宇宙がどうなっているのか、解き明かされるのを楽しみにしています。
ちっぽけな自分も、尊いと、あなたが思えますように。
日々願っています。