人の心の真実を追い求めて part3
バリにはバリアンと呼ばれる人々がいます。
いわゆる占い師兼祈祷師、呪いや白魔術などの儀式を行うと言われています。
観光用のバリアンは本当に普通の占い師のようなことをしているようで、
手相等をみているようです。
妃様いわく「お寺の周りにはそういう人が絶対にいるよ!」
とのこと。
「その人に話しかけちゃえばいいんだよ!」
妃様も私も、自慢ではなくろくに言葉が通じません。
一抹の不安を感じながらタナロット寺院に出かけました。
タナロット寺院は夕日が有名らしく、日没時に出かけるのが通例のようです。
引き潮のときに通常水没している洞窟に入ることができ、そこで商売をしている人がいます。
お金を払って蛇を見せてくれるというもの。
非常に胡散臭いのですが、確かに紫の光が入ります。
高貴な蛇のようです。
更に洞穴の前に行列ができていました。
聖水をかけて目と目の間のチャクラの部分に米粒をつけるという
バリの儀式をしてくれるところでした。
そして、儀式をしている聖職者の方に普通に話しかける妃様。
「アーユーバリアン?」
「ヤー、バリ!」
二人とも見た目は非常に真剣に見えます。
聖職者の方は、バリアンというもの自体もご存じないように思えました。
なんと、このまるで通じていない会話を3度も繰り返し、妃様は非常に満足されたご様子でした。
「あの人、自分がバリアンだって言ってたよね!」
いや、言ってないですから。。。
そして湧き水で手を洗い、頭に聖水をかけられ、そして眉間のチャクラに米粒を貼り付けられ
耳に花を飾ってもらいました。
このところお盆が近いせいか霊障が多く、大分眉間のチャクラがおかしくなっていた紅菫でしたが、
聖水をかけられたことで頭頂のチャクラが開き、眉間のチャクラが少しずつ調整されました。
バリヒンドゥの人々は毎日この儀式を行っているとのこと。
聖水によって身体を浄化し、チャクラの調節を毎日することで
心の平静を保っているのではないかということが考えられます。
「ねー、紅菫ちゃん、カメラなのにビデオになっちゃうの」
妃様は機械を使うことが苦手で、盗撮どころではなく。。。。